KOSMOSフォーラム
 
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第2回KOSMOSフォーラム 2003
 
フォーラム議事録
 
小山

 皆様、こんにちは。
 このKOSMOSフォーラムは、今回で2回目でございます。全体の狙いは「自然と人間の共生」ということです。

統合的な視点
 11月2日に第1回のフォーラムをおこないました。この時は、「自然を統合的に読む」というテーマで、養老孟司先生、村上陽一郎先生、それから、ここにいらっしゃいます岩槻邦男先生と私でやりました。21世紀の、私たちが今科学だと思っている学問というのが、分析というか、何かを解析していく。それで、つかみ出した要素を還していく、還元的であると。こういうやり方で果たしていいのかどうか、こういう科学でいいのか、という問題が出たと思います。
 その時に、養老先生が、人間というのは心というか、考える主体であって、自然というのはその周りにある体に似ている。“生きている体“と“死んでいる体”という、解剖学者らしいことをおっしゃいました。村上先生は「倫理」という問題を出してきて、「科学的なところでずっと進んできたときに、倫理というのが見つからないんだ」「何がいいのか。自分にいいのか。他人(ひと)のためにいいのかと、そう思いながら、私たちの持っている倫理を動物とか植物のところに広げていっているのではないか」ということをおっしゃいました。結論的には「何を考えるにしても人間が考えるんだから、人間中心主義というのは残るんだ」ということになりました。岩槻先生は、「一つ一つのものではなく全体を考えていく」。“生態学”というのをさらに一歩進めて“生命系”というようなことをおっしゃっておりました。

自然にとって人間とは?
 さて今回ですが、視点を少しずらして、「自然にとって人間とは何か」という視点でお話をしたいと考えます。
 それで、どういう人が集まったかといいますと、前回は、岩槻先生がコーディネーターをやって、わたしがパネリストでした。このKOSMOSフォーラムもずっと続けていきたいものですから、次の世代に渡していきたいと考えて、今日は若手をお呼びしました。若手といっても、今、各分野で活躍なさっている、現代のトップの人たちであります。初めにお話していただく長谷川眞理子先生。それから川勝平太先生。それぞれご専門の人類学あるいは経済史の視点から、お話を展開していただきたいと思っております。
 まず、長谷川眞理子先生から15分程お話をいただきたいと思います。

 
 
 
 
 
 
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